【面接対策】相手はAIだ。想定問答を無限に出させて「圧迫面接」を練習する遊び

AI

「御社が第一志望です!」 「……本当ですか? あなたの経歴を見ると、むしろ競合のB社の方が合っているように見えますが?」

もし面接本番でこう切り返されたら、笑顔を保ったまま論理的に答えられますか? それとも、頭が真っ白になってしまいますか?

転職や昇進試験の面接対策。一番の悩みは「練習相手がいないこと」です。 鏡に向かって話すだけでは「会話」になりませんし、友人やパートナーに頼んでも、気を使ってしまって本番のような「ピリついた空気」や「意地悪な質問」までは再現できません。

そこで提案したいのが、生成AI(ChatGPTやClaude)を「圧迫面接官」になりきらせて練習するという方法です。

これは正直、心臓に悪いです。でも効果は絶大。自宅で冷や汗をかきながら、本番に打ち勝つメンタルを手に入れる「AI面接道場」へようこそ。

友人は優しすぎる。AIなら「痛いところ」を容赦なく突いてくれる

なぜAIが面接練習に最適なのでしょうか。それはAIには「感情がない(=遠慮がない)」からです。

人間相手だと、あなたの回答が少し曖昧でも「まあ、言いたいことはわかるよ」と流してくれがちです。しかし、本番の面接官やAIはそうはいきません。

  • 「その数字の根拠は何ですか?」
  • 「チームの成果であって、あなた個人の成果ではないのでは?」
  • 「なぜそのタイミングで転職したのですか? 逃げではありませんか?」

こうした「聞かれたくないこと」ほど、本番では聞かれます。AIにあなたの「職務経歴書」や「自己PR文」を読み込ませ、その矛盾点や弱点を徹底的に洗い出してもらうのです。

【コピペで即開戦】AIを「圧迫面接官」に変貌させる悪魔のプロンプト

では、実際にAIを「手強い面接官」にする設定(プロンプト)をご紹介します。 ※注意:個人情報(具体的な社名や個人名)は伏せて入力するか、マスキング([A社]など)してください。

ステップ1:職務経歴書を読み込ませる

まずは、前回までの記事で作ったような職務経歴書や自己PRのテキストを用意します。

ステップ2:悪魔のプロンプトを入力

以下の指示をAIに投げてください。

【入力する指示(プロンプト)例】

あなたは大手企業の採用担当役員です。 性格は非常に論理的で厳しく、疑り深い人物です。 曖昧な回答や、きれいごとの志望動機を嫌います。

以下の私の「職務経歴書」を読み、採用面接を行ってください。

【ルール】

  1. まず、私の経歴の中で「最も突っ込みどころがある弱点」や「矛盾点」について質問を1つ投げてください。
  2. 私が回答したら、それに対してさらに「なぜ?」「具体的には?」と深掘りする質問を返してください。これを5往復行います。
  3. 口調は丁寧ですが、威圧感のあるトーンでお願いします。

【私の職務経歴書】 (ここにテキストを貼り付け)

実際のやり取りイメージ

これを実行すると、AIからこんな冷徹な質問が飛んできます。

AI面接官: 「拝見しました。前職での『売上120%達成』という実績ですが、これは市場全体が伸びていた時期と重なりますね。あなた個人の実力というより、単なる環境要因によるものではありませんか? 具体的な根拠を示して反論してください。」

どうでしょう? 画面越しでも「ウッ」となりませんか? これに対して必死にタイピング(または音声入力)で弁明する。これが最高のトレーニングになるのです。

返答に詰まってもOK。「今の回答、どう直せばいい?」と即相談

この練習のいいところは、「ギブアップ」ができることです。

AIのツッコミに答えられなくなったら、面接官モードを一時停止して、アドバイスを求めましょう。

あなた: 「ごめん、降参! 今の『環境要因じゃないか』という質問に対して、どう答えれば説得力が出る? 良い回答例を作って。」

AI(アドバイザーモード): 「お疲れ様です(笑)。今の質問は厳しいですよね。 もし市場要因でないと主張するなら、『同業他社が横ばいだった中で、自社だけが伸びたデータ』や『独自の施策(新規開拓数など)』を数字で出すと説得力が増しますよ。例えばこんな回答はどうでしょう……」

こうやって、「痛いところを突かれる」→「答えられずに詰まる」→「正解を学ぶ」**というサイクルを回すことで、あなたの面接スキルは飛躍的に向上します。

メンタルまで鍛える!回答後の「採点」で客観視する

一通り模擬面接が終わったら、最後にフィードバックをもらいましょう。

【入力する指示(プロンプト)例】

面接終了です。お疲れ様でした。 私の回答内容について、以下の観点で100点満点で採点し、辛口のフィードバックをください。

  • 論理性(Logicality)
  • 一貫性(Consistency)
  • 説得力(Persuasiveness)

「論理性は70点ですが、転職理由に一貫性がなく、逃げの姿勢が見え隠れします」といった具合に、客観的な評価が返ってきます。

まとめ:本番の面接官が「仏」に見えるように

自分の経歴やアピールポイントをAIに「論破」されそうになる経験をしておくと、不思議な自信が生まれます。

「あれだけAIにいじめ抜かれたんだから、人間の面接官なんて怖くない」

そう思えたら、あなたの勝ちです。 面接は準備した者勝ち。今夜はAI相手に、ちょっとスリリングな「圧迫面接ごっこ」を試してみませんか?

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