「来週の会議で、この企画のプレゼン頼むよ」
そう言われてPowerPointを開いたものの、白いスライドを前にして「……で、1枚目に何を書けばいいんだ?」とフリーズしてしまった経験はありませんか?
とりあえずタイトルを書いて、デザインテンプレートを選んで、なんとなく図形を置いてみる。でも、ストーリーがつながっていないから、作っては消し、作っては消しの繰り返し。気づけば数時間が経過している……。
これ、本当によくある「パワポ沼」です。
脱出方法はたった一つ。「いきなりパワポを開かないこと」です。 まずはChatGPTなどのAIを使って、プレゼンの命である「構成(骨組み)」を完璧に作り上げましょう。
今回は、あなたの頭の中にある散らかったアイデア(箇条書き)を、AIが一瞬で「上司が頷く説得力のあるプレゼン構成」に変換するテクニックをご紹介します。
「スライド作成」がいきなり楽になる!AIに任せるべきは「骨組み」
プレゼン資料を作る時、多くの人が「見た目(デザイン)」と「中身(構成)」を同時に考えようとしてパンクします。
- 構成(ストーリー): 何を、どの順番で話すか?
- デザイン: どう見せるか?
このうち、AIが圧倒的に得意なのが「構成」です。 AIは、あなたがランダムに書き出したキーワードを、「導入→課題→解決策→メリット→まとめ」といった、ビジネスにおける「黄金の型(フレームワーク)」に当てはめて整理するのが大得意だからです。
設計図さえあれば、パワポ作業は単なる「組み立て」になります。驚くほど手が止まらなくなりますよ。
【コピペで即完成】メモを「最強のプレゼン構成」に変換するプロンプト
では、実際にやってみましょう。 例えば、あなたが社内で「チャットツール(Slackなど)」を導入したいと考えているとします。でも、手元にはメモ書きしかありません。
1. 自分の「言いたいこと」を箇条書きにする
まずは、頭の中にあることを何も考えずに書き出します。
- 今のメール連絡は遅い
- チャットツールを入れたい
- 月額5万円かかる
- 若手はみんな使いたがってる
- もっと気軽に相談できる環境が必要
- 他社も導入してる
- セキュリティも大丈夫らしい
これだけだと、どういう順番で話せばいいか悩みますよね。
2. AIに「構成案」を作らせるプロンプト
以下の指示(プロンプト)をAIに入力します。
【入力する指示(プロンプト)例】
あなたはプロのプレゼン資料作成コンサルタントです。 以下の「箇条書きメモ」をもとに、上司を説得するためのプレゼン資料の構成案(全5〜6枚)を作成してください。
【ターゲット】 決裁権を持つ部長(コストに厳しく、新しいものに慎重)
【指定するフレームワーク】 「課題」→「原因」→「解決策(提案)」→「メリット(費用対効果)」→「まとめ」の流れで論理的に組み立ててください。
【出力形式】
- スライド番号
- スライドのタイトル
- そのスライドで伝えるべきキーメッセージ(箇条書き)
【私のメモ】 (さっきの箇条書きをここにコピペ)
3. AIが出力する「設計図」
すると、AIは一瞬でこんな構成案を出してきます。
スライド1:タイトル
- 社内コミュニケーションのスピードアップによる業務効率化のご提案
スライド2:現状の課題
- メール依存により、意思決定に平均〇時間のロスが発生している
- 「お疲れ様です」等の定型文作成が無駄な時間を生んでいる
スライド3:解決策の提示
- ビジネスチャットツールの導入
- 特徴:リアルタイムな連携と、高いセキュリティ水準
スライド4:導入メリットとコスト
- 月額5万円のコストがかかるが、残業時間削減により元が取れる試算
- 他社導入事例に見る成功パターン
スライド5:結論・次のアクション
- まずは一部署でのトライアル導入をご承認いただきたい
どうですか? この通りにスライドを作ればいいだけなら、もう迷いませんよね。
構成ができたら、中身の「原稿」と「見せ方」も作らせる
構成が決まったら、さらに踏み込んで中身もAIに相談しましょう。
「このスライドで何を喋ればいい?」スピーカーノートもAIに書かせる
スライドに書く文字は少なく、喋りで補足するのがプレゼンの基本です。
あなた: 「ありがとう。では、スライド4(メリットとコスト)で私が話すべき『説得力のある説明原稿(スピーカーノート)』を書いて。部長が気にするコスト面をカバーできるように。」
こう頼めば、「月額5万円は一見コスト増に見えますが、社員一人当たり1日15分の時短になれば、人件費換算で月に20万円以上の削減効果があります」といった、数字を使った殺し文句まで考えてくれます。
「ここは円グラフ?棒グラフ?」図解のアイデアも相談する
あなた: 「スライド2の『現状の課題』をわかりやすく図解したい。どんなグラフや図を入れるのが効果的?」
AI: 「『メール作成にかかっている時間の積み上げグラフ』がおすすめです。1日の中でどれだけメールに時間を奪われているかを視覚化し、その横にチャット導入後の削減イメージを並べると対比効果が出ます。」
ここまで指示されれば、あとはパワポの機能でグラフを作るだけです。
まとめ:悩む時間はゼロ。あなたは「組み立てる」だけ。
プレゼン資料作成で一番時間がかかるのは、PowerPointを操作している時間ではありません。「うーん、どうしよっかな」とモニターを眺めている時間です。
- 箇条書きを書き出す(あなた)
- 構成・ストーリーを作る(AI)
- スライドに配置する(あなた)
この分業ができれば、資料作成のスピードは3倍になり、しかも「論理的でわかりやすい」と評価される資料が出来上がります。
さあ、今すぐパワポを一旦閉じて、AIに箇条書きのメモを投げてみてください。最高の設計図が、あなたを待っています。


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